リハだより

平成28年1月12日(火)、関西福祉科学大学附属総合リハビリテーション診療所において、平成27年度 健康フォーラム 第7回「知って得するカラダの秘密③~肩こりの対処方法:実技編~」を開催しました。
この健康フォーラムは、関西福祉科学大学附属総合リハビリテ-ション診療所が主催の柏原市民の方々を対象としたものです。地域の方々に転倒や腰痛、肩の痛み、認知症などを予防して健康に過ごすための考え方や、リハビリテーションの実際について助言(アドバイス)を行うことを目的としています。講義や実技を通して疾病への理解を深め、それらを予防・改善する工夫を生活の中に取り入れていただけるよう努めています。月1回程度、テーマを変えて開催しています。 
今回は27名の方に参加していただきました。当大学保健医療学部リハビリテーション学科の作業療法士の辻と当診療所の作業療法士の松山が、肩こりについての講義とその対処法の実技指導を行いました。
辻は、「肩こりとは、項頸部から僧帽筋エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称である」と肩こりの定義を説明しました。また、「肩こり」という「肩」を指す表現は日本独特であり、諸外国では同じ症状を首や背中の疾患として表現していることが多いと述べました。次に肩こりの原因とその慢性化のメカニズムについて説明しました。また、肩こりになりやすい人は、ストレスをためやすい人、姿勢が悪い人、寝姿勢が悪い人、睡眠不足な人、肥満・痩せの人、噛みあわせが悪い人であると述べ、参加者の方々に注意を促しました。最後に肩こりの対処法として実技を行いました。実技では、正しい姿勢をとることや水の入ったペットボトルを用いた体操を紹介し、参加者の方々とともに行いました。
松山は肩こりの原因の一つとして姿勢の崩れによる筋肉の血行障害をあげ、それが起こりやすい筋肉について、体の表層や深層にあるもの、体の横側やらせん状に付くものとの関係から説明しました。次に姿勢の崩れと筋肉の血行障害を改善する体操を2種類紹介し、参加者の方々とともに行いました。参加者の方々には、姿勢が改善されるとともに硬くなった筋肉(血行障害があると思われる筋肉)が引き伸ばされる感覚を味わっていただきました。
参加者の方々には、いつもながら熱心に講義や実技に取り組んでいただきました。健康フォーラム終了後のアンケートからは、「理解できた」、「役に立つ」といった感想を多数いただきました。また、よりわかりやすいフォーラムを行うための提案(実技の時にモデルを起用するなど)もいただきました。参加者の皆さま、ありがとうございました。